学校・クラブ合宿で食中毒って起こりやすいの?

合宿所で調理委している様子。一人は責任者で監督している。 子どもの食の安全

私「来週、友人の子供が合宿に行くんだって。ご飯とか大丈夫かなって心配していたんだ…」

夫「うん、実は合宿って気を付けないと食中毒が起きてしまう。特に夏場や山間部での開催は要注意だよ。」

私「えっ、やっぱり?どうしてそんなにリスクが高いの?」

夫「理由はシンプルで、人数が多く、調理設備も不十分な中で共同調理を行うことが多いから。冷蔵・加熱・手洗い、この基本が甘くなりがちなんだよ。」

衛生管理は“人”の配置と意識がカギ!

私「じゃあ、どうすればいいの?調理スタッフを増やせばいいの?」

夫「それもひとつの手だけど、もっと大事なのは“衛生責任者”の配置。誰がどの役割を担うかを明確にすることが重要なんだ。たとえばAさんは食材チェック、Bさんはまな板の洗浄、Cさんは配膳というようにね。」

私「なるほど、責任を分けて明確にしておくのね。」

クーラーボックスでも油断大敵!

保冷バックに肉を入れている主婦

夫「あと忘れがちなのが食材管理。持ち込んだ肉や魚はすぐに冷蔵しないと、10℃以上では細菌が増殖するスピードが早いからね。クーラーボックスを使うなら、氷の量も多めにして、蓋はこまめに閉める!」

私「うちもキャンプで何度かやったけど、つい出しっぱなしになっちゃうことある…。」

調理器具の“使い分け”を忘れずに

色分けされたまな板で調理している様子

夫「それから、まな板や包丁の使い分けも基本中の基本。生肉用と野菜用を色で分けたり、作業後には消毒を徹底すること。とくに鶏肉はカンピロバクターのリスクがあるからね。」

私「最近は色分けまな板があるから、持って行って使うとよさそうね!」

作ったらすぐ食べる!再加熱も忘れずに

ご飯とみそ汁再加熱

夫「ご飯や汁物はできるだけすぐ食べて。万一残ったら再加熱を。ご飯は中心までしっかり熱が通っているか確認して。冷めた味噌汁も放置せず、火を入れてから配膳を。」

私「朝炊いたご飯を昼に出したりするのもダメなの?」

夫「常温で何時間も置くのは危険。10℃~60℃は“危険温度帯”といって菌が一気に増えるから、要注意だよ。」

体調管理も大事

夫「合宿前には、参加者のアレルギー情報をきちんと共有しておくことも大事だよ。あと、体調が悪い人は絶対に調理や配膳に関わらない。下痢や嘔吐のある人は特にね。」

私「調理者の体調って、案外見落とされがちかも…。」

まとめ:合宿調理の5つのポイント

私「まとめると…」

  • 衛生責任者を決めて、役割分担を明確にする
  • 食材はすぐ冷蔵し、低温を保つ
  • 調理器具の使い分けと消毒を徹底
  • ご飯や汁物は再加熱&長時間放置NG
  • 体調不良者やアレルギー情報の管理を忘れずに!

夫「その通り!そして“つけない・増やさない・やっつける”の3原則を意識して、みんなで安全な合宿を楽しもう。」

私「これで安心して送り出せそう!ありがとう!」

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