【期限表示の正しい知識①】消費期限と賞味期限の違いと見分け方

親子で食品表示を見ている様子 家庭の食の安全

私「ねえねえ、冷蔵庫の奥からカップ麺が出てきたんだけど、賞味期限が1週間前に切れてるの。これって食べても大丈夫かな?」

夫「お、いい質問だね。実は“賞味期限”と“消費期限”はまったく意味が違うんだ。まずそれを知っておくと判断がしやすくなるよ。」

賞味期限は「おいしさの目安」

夫「“賞味期限”は、その商品を“おいしく食べられる”期限のことなんだ。期限を過ぎてもすぐに食べられなくなるわけじゃない。ただし、未開封で表示通りの保存条件を守ってることが前提だよ。」

私「へぇ〜。じゃあ、賞味期限が切れてても、見た目やにおいに異常がなければ食べても大丈夫なの?」

夫「そのとおり。判断の目安は、変色、におい、味の変化。カップ麺やレトルト食品、缶詰なんかは比較的長く持つから、自己判断にはなるけど、すぐに廃棄しなくても大丈夫なケースが多いよ。」

消費期限は「安全のライン」

弁当の上に消費期限表示ラベルがある様子

夫「一方、“消費期限”は“安全に食べられる”期限。これは絶対に守ってほしいんだ。お弁当や生めん、生菓子みたいに劣化が早い食品に表示されてることが多いね。」

私「つまり、消費期限を過ぎたら食べない方がいいってこと?」

夫「うん。期限を過ぎた食品には、細菌が増殖している可能性があるから、食中毒のリスクが高まる。冷蔵庫で保存してても、菌は完全には止まらないからね。」

表示形式にも注目

私「そういえば、賞味期限は“年月”だけど、消費期限は“年月日”まで書いてあることが多い気がする!」

夫「鋭い!それは保存期間の違いから来てる。消費期限は短いから“年月日”で、賞味期限は長持ちする食品が多いから“年月”だけの場合もあるんだ。」

実際の食品で比較してみよう

棚にあるスナック菓子や缶詰

夫「たとえば…」

  • 消費期限:お弁当、生菓子、生めん、刺身、生肉など(冷蔵でも1~3日程度)
  • 賞味期限:ポテトチップス(4~6ヶ月)、缶詰(1~3年)、レトルトカレー(約1年)、ペットボトル飲料(6ヶ月~1年)

私「なるほど~!表示されてる期限の意味が分かると、冷蔵庫整理もやりやすくなるね。」

無駄なく・安全に使い切るコツ

夫「そう。あと気をつけたいのは、“未開封かどうか”と“保存方法”を守ってるかどうか。開封後はどちらの期限でも関係なく、早めに使い切るのが鉄則だよ。」

私「じゃあ、うちも冷蔵庫の中身を見直して、賞味期限切れは中身の状態を見ながら判断、消費期限は過ぎたら迷わず処分するようにするね。」

まとめ:賢く期限表示を読み取ろう!

食品表示ラベルを見ている女性

夫「期限表示は“食品ロスを減らす”ためにも、“安全に食べる”ためにも大事な情報だよ。知っておけば無駄も減るし、食中毒も防げる。」

私「これからは“消費期限は守る、賞味期限は確認して判断する”って意識でいくわ。お金も食品もムダにしない暮らし、目指すぞ!」

夫「そして次回は、2025年に改正された“食品期限表示ガイドライン”について詳しく話そうか。どういう理由で変わったのか、どこがポイントなのか、実例を交えて説明するよ。」

私「それは気になる!期限表示の裏側って、普段はあまり考えないもんね。次もよろしくお願いします!」

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