「食品添加物は避けるべき?表示の見方と選び方を家庭の視点で解説【第2部】

食品表示をチェックしている様子 家庭の食の安全

どんな添加物は避けた方がいいの?

私「ねえ、食品添加物の中でも“これだけは避けたい”ってものってあるのかな?」

夫「“絶対にダメ”というより、気をつけたい使われ方っていうのはあるね。たとえば、加工肉に使われる発色剤の“亜硝酸ナトリウム”は、大量に摂ると健康リスクがあると言われているんだ。」

私「えっ、それってハムやウインナーに使われてるやつ?」

夫「そう。色や保存性を良くするために使われてる。でも、もちろん許容量の範囲内だから普通に食べる分には問題ないよ。」

私「なるほど、子どもが毎日ウインナー食べてたから…」

どうやって見分ければいいの?

添加物表示、スラッシュで分ける

私「でも、パッと見て添加物って判断できる?わたし、表示見てもよくわからない…」

夫「まず、原材料表示の“/(スラッシュ)”以降が添加物の表示欄だと覚えておくといいよ。たとえば『原材料名:大豆、砂糖/調味料(アミノ酸等)、香料』みたいな感じ。」

私「知らなかった!『/』のあとに注目すればいいんだね。」

夫「そう。あと、よく使われるものを覚えておくと選びやすくなる。たとえば甘味料、着色料、酸化防止剤、防カビ剤など。」

私「カタカナが多いからちょっと苦手意識あったけど、知ってると読みやすくなるかも。」

「無添加=安全」とは限らない?

無添加?とは限らない

私「そういえば、“無添加”って書かれてる商品を見ると、つい安心して買っちゃう。」

夫「“無添加”の定義って実はあいまいなところもあるんだ。たとえば“化学調味料無添加”と書いてあっても、他の添加物が使われてることもあるし。」

私「えー、全部入ってないわけじゃないの?」

夫「“何が無添加か”を見ないと誤解しちゃうこともある。あと、“無添加”でも賞味期限が極端に短いものは、保存状態によって食中毒のリスクもあるよ。」

私「安全に見えても、保存には気をつけないといけないのね…」

加工食品を選ぶときに気をつけたいこと

夫「加工食品を選ぶときのポイントをいくつか紹介するね。」

  • ① 原材料表示をざっとチェックして、あまりに添加物が多すぎるものは避ける
  • ② 色が鮮やかすぎる加工肉やお菓子には注意
  • ③ “無添加”の表現は何が無添加なのかよく見る
  • ④ 子どもにはなるべく素材がシンプルなものを選ぶ

私「なるほど…これなら普段の買い物でもできそう!」

夫「完璧を目指す必要はないけど、“ちょっと意識する”だけで選び方が変わってくるよ。」

まとめ:不安に振り回されずに賢く選ぶコツ

弁当で食品表示を見ている様子
  • 添加物は“量と使い方”に注目。過剰に避ける必要はない
  • 原材料表示の“/”以降に注目して、成分を知る
  • “無添加”という言葉だけに頼らず、中身を見る習慣を
  • 食生活全体で、バランスよく多様な食品を選ぶことが大切

私「これからは、“不安だから避ける”じゃなくて、“ちゃんと知って選ぶ”ってスタンスでいきたいな。」

夫「その姿勢が、家族みんなの健康を守る第一歩になるね。」

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