食品添加物は危ない?安全性と表示の見方を家庭の視点で解説【第1部】

食品表示をチェックしている主婦 家庭の食の安全

食品添加物って危険?その疑問、家庭の中でもよく出る話題

私「昨日スーパーで買った袋入りのミートボール、賞味期限が1週間以上先だったんだけど、本当に大丈夫なの?」

夫「うん、それは“食品添加物”が関係してるね。保存料や酸化防止剤が使われていて、腐りにくくしてあるんだ。」

私「でも、食品添加物って体に悪いイメージがあるよね…」

夫「確かに“添加物=危険”って思われがちだけど、日本では厚生労働省が食品衛生法に基づいて、安全性をしっかり確認してから認可しているんだ。」

食品添加物って何のために使われてるの?

にがりとふくらし粉

夫「食品添加物は、食品の製造・加工・保存などの目的で使われる物質のことだよ。たとえば、豆腐を固める“にがり”や、パンの“ふくらし粉”、かんすいなどもそうだね。」

私「そうなんだ…もっと“化学的なもの”ばかりだと思ってた。」

夫「それもよくある誤解だね。実際には、自然由来のものも多いし、用途もさまざまなんだよ。」

食品添加物の主な役割とは?

添加物用途ごとまとめ

夫「役割は主に4つに分けられるよ。」

  • ① 製造や加工に必要なもの(例:にがり、かんすい)
  • ② 品質を保つもの(例:保存料、酸化防止剤、防カビ剤)
  • ③ 見た目や味、香りをよくするもの(例:着色料、香料、調味料)
  • ④ 栄養を補うもの(例:ビタミン添加などの栄養強化剤)

夫「これらがあるからこそ、食品は長持ちし、安全で、おいしく届けられているんだよ。」

私「なるほど…全部“悪者”ってわけじゃないんだね。」

でもやっぱり、体に害はないの?

私「でもさ、よく“〇〇添加物不使用”って書かれてると、そっちの方が良さそうって思っちゃう…」

夫「その気持ちもわかるけど、安全性については心配しすぎなくて大丈夫。日本では“ADI(一日許容摂取量)”という安全基準が設定されていて、それを大きく下回る量でしか使われていないんだ。」

私「ADIって何?」

夫「“一生涯毎日食べ続けても健康に影響が出ない量”のこと。科学的根拠に基づいて決められているから、安全性の土台になってるんだよ。」

私「へぇ…しっかり考えられてるんだね。」

すべてを避けようとしなくても大丈夫?

無添加=安全?

私「じゃあ、無添加って書いてある食品じゃなくても、ちゃんとルール通りなら安心なの?」

夫「そういうこと。もちろん、毎日すべて加工食品だけという偏った食生活はよくないけど、添加物そのものが悪というより、使い方とバランスの問題だね。」

私「なんとなく避けた方がいいと思ってたけど、考え直さないといけないかも。」

夫「“情報に振り回されない”ことも、食の安全には大切な視点だよ。」

まとめ:私たちにできる食品添加物との上手な付き合い方

  • 日本では法律に基づき、安全性が厳しくチェックされている
  • 食品添加物は、保存や加工、見た目・味の向上に欠かせない存在
  • “無添加=絶対安全”というわけではない
  • 成分表示を確認しつつ、加工食品と上手に付き合うことが大切

私「便利で安心な食生活を送るためには、正しく知ることが大事だね。」

夫「そうそう。極端に怖がるのではなく、賢く選ぶことが家族の健康を守るコツだよ。」

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