1歳未満の赤ちゃんに蜂蜜NG!乳児ボツリヌス症の症状と予防法

赤ちゃんとはちみつ 子どもの食の安全

私「この前、ママ友が“赤ちゃんに蜂蜜は絶対ダメ”って言ってたんだけど、どうしてなの?」

夫「それは“乳児ボツリヌス症”という病気が関係してるんだ。蜂蜜にはボツリヌス菌の“芽胞(がほう)”が含まれている可能性があって、1歳未満の赤ちゃんにとってはとても危険なんだよ。」

乳児ボツリヌス症ってどんな病気?

乳児ボツリヌスを調べる女性

夫「乳児ボツリヌス症は、ボツリヌス菌の芽胞が腸内で発芽して毒素を作ることで起きる神経麻痺の病気だよ。」

私「え、でも加熱すれば大丈夫なんじゃない?」

夫「ところがね、ボツリヌス菌の芽胞は普通の加熱では死なない。120℃で4分間加熱しないと無理なんだ。だから蜂蜜に入ってる芽胞も、加熱済みだからといって安全とは限らないんだよ。」

蜂蜜だけじゃない?他の原因も

私「蜂蜜以外にもあるの?」

夫「実はあるんだ。例えばコーンシロップや野菜ジュースも海外では危険性が指摘されてるし、日本では井戸水が原因となった事例もあるよ。自然界の土壌や水にはボツリヌス菌が潜んでいるからね。」

私「えー!じゃあ手作り野菜ジュースとか、自己流の離乳食にも注意しないといけないのね…」

具体的にどんな症状が出るの?

夫「最初に多いのは便秘。そのあと、元気がなくなって、泣き声が小さくなったり、表情が乏しくなったり、哺乳力が低下したりする。首がすわらなくなることもあるんだ。重症になると呼吸もできなくなるケースがあるから注意が必要だよ。」

私「それって本当に命に関わることもあるんだ…怖い…」

診断と治療は?

夫「病院では便の中からボツリヌス菌や毒素を調べて診断するんだ。治療は基本的に呼吸管理や点滴での栄養管理、そして必要に応じて免疫グロブリンを使うよ。早期発見できれば回復することが多いんだけど、重症化すると入院が長くなることもあるね。」

家庭でできる予防法まとめ

はちみつ禁止

私「じゃあ、私たちができることって何?」

夫「まず絶対に守ってほしいのは、1歳未満の赤ちゃんに蜂蜜を与えないこと。それから、井戸水や地下水ではなく、水道水を使うことも重要だよ。」

私「なるほど…他にも気をつけたほうがいい食品ってある?」

夫「自家製ジュースや生野菜を使った離乳食も注意して。市販の食品でも“はちみつ入り”って表示をよく確認して、赤ちゃん用じゃないお菓子や飲み物を与えないようにね。」

まとめとアドバイス

哺乳瓶をもった赤ちゃん

私「なんとなく“蜂蜜はNG”って思ってたけど、理由がよく分かってスッキリした!」

夫「赤ちゃんの腸内はまだ整っていないから、大人には無害なものでも大きなリスクになるんだ。家族みんなで情報を共有して、うっかり与えないように気をつけようね。」

▼ポイントまとめ▼

  • 1歳未満の赤ちゃんに蜂蜜は絶対にNG!
  • ボツリヌス菌の芽胞は通常の加熱では死なない
  • コーンシロップや井戸水などにも注意
  • 赤ちゃん専用の食品・水を使うのが基本
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