梅雨の台所が危ない?家庭でできる食中毒対策

台所で料理している様子 台所・調理器具の衛生管理

私:最近、雨が多くなってきたね。スーパーで買ってきた食材とか、ちゃんと保存できてるか心配だな…。梅雨の時期って食中毒が多いっていうけど、何に気をつければいいの?」

夫:「いい質問だね。実は梅雨の季節は細菌性の食中毒がぐっと増える時期なんだよ。高温多湿は細菌の大好物。だから家庭でも注意しないといけないんだ。」

梅雨に多い食中毒の種類と原因

私:「具体的にはどんな種類があるの?」

夫:「代表的なのは腸管出血性大腸菌O157、サルモネラ菌、カンピロバクター、黄色ブドウ球菌だね。これらは食材に付着している場合もあるし、調理中に手や調理器具を介して広がることもあるんだ。」

私:「買ってきたお肉とか野菜に最初から菌がついてることもあるの?」

夫:「そうだよ。だから洗う・加熱する・分けるっていうのが重要なんだ。生の肉や魚を切った包丁でサラダを作っちゃうと、菌が生野菜に移って危ないんだ。」

出典:腸管出血性大腸菌O157「食品衛生の窓」東京都保健医療局(https://www.hokeniryo1.metro.tokyo.lg.jp/shokuhin/micro/o157.html)

具体的な家庭での予防策

夫:「基本は『つけない』『増やさない』『やっつける』の3原則だよ。」

  • つけない:調理前の手洗い、調理器具の洗浄と消毒、生と加熱済みの食材を分ける
  • 増やさない:食材や調理済み食品は冷蔵保存、冷蔵庫は詰め込みすぎない
  • やっつける:中心部までしっかり加熱、再加熱は75℃以上で1分以上が目安

私:「うちの冷蔵庫、最近パンパンだけど大丈夫かな?」

夫:「冷蔵庫は詰め込みすぎると冷気が回らなくて、一部が十分に冷えないことがあるから7割程度の収納がベストだね。」

手を洗う様子

梅雨ならではの追加ポイント

私:「梅雨ならではの注意点って他にある?」

夫:「例えば、お弁当を作ったらしっかり冷ましてから詰めること。温かいまま詰めると水蒸気が出て、細菌が増えやすい湿った環境になるんだ。あと、作り置きおかずはなるべく小分けにして冷ますと冷蔵庫でも早く冷えるよ。」

私:「作り置きはまとめて冷ますより、小分けがいいんだね。知らなかった!」

夫:「あと、まな板や布巾はできれば熱湯消毒か漂白剤を使うとより安心だよ。」

読者の皆さんへの実践アドバイス

夫:「読者の皆さんに伝えたいのは、『小さな工夫の積み重ねが家族の健康を守る』ってこと。特別なことじゃなく、日々の習慣をちょっと意識するだけでリスクは減らせるんだ。」

私:「じゃあ、例えば冷蔵庫に『消費期限の早い順』で置いていくとか、作り置きの日付を書いておくのもいいんだよね?」

夫:「そうそう、冷蔵庫の中を定期的に整理して、古い食材をチェックするのも大事。特に梅雨は油断禁物だからね。」

冷蔵庫チェック

まとめ:梅雨を乗り切ろう!

私:「話を聞いてたら、ちょっと気が引き締まってきた!一人で頑張らないで、家族みんなで意識しないとだね。」

夫:「うん、子どもたちにも『手を洗おうね』って優しく教えながら、家全体で衛生意識を高めていこう。僕もキッチンの片付け、手伝うよ。」

私:「よし、今日は冷蔵庫の整理からスタートしようかな!」

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